30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第17回、新宿ー8

「俺より先に行くなんて、珍しいですね」 「うん、って言うか、逆に今日どした?全然じゃん。」 「いやぁ、何ですかね。なんて話しかけても無視されそうで…。 でも、行きますよアラシさん行ったんだから俺も行かなきゃ」 なんとか気持ちを高ぶらせて声をかけること…

第17回、新宿ー7

女性のレポーターは新人らしくオドオドしていた。 カメラマンはイライラした様子でレポーターに吐き捨てるような口調で何か言っている。 レポーターは暗い表情でうつむいて、今にも泣き出しそうだ。 女性のレポーターは歩行者天国を歩く女性に話しかけては断…

第17回、新宿ー6

南口のルミネの階段を下りた広場で右翼団体が拡声器を使って演説していた。 「今、中国の脅威から我が国を護るには…」 みんなが白い目で見ようとも彼らは気にせず演説を続ける。 メモも見ず堂々と人目も気にせず…。 右翼団体の演説を聞きながら女の子を探して…

第17回、新宿ー5

金がなくても、 イケメンじゃなくても、 腹が出てても、 ハゲてても、 学歴なくても、 それでも自信があればいい では、自信とはどこにあるのか? それは、自己肯定感の高さからくるのだと思う。 ナンパして、無視されても自分で自分を褒めよう。 バンゲでき…

第17回、新宿ー4

仮にお金を持っていなくても、お金は持っていると自己暗示でもできれば、堂々としていられるだろう。 そんなこと思わなくても、他人からどう見られても気にしない性格なら自然体でいられる。 俺は他人から良く見られたいと思っているし、他人の視線を必要以…

第17回、新宿ー3

通訳がいて、おじさんがしゃべる作り方の説明を翻訳してくれた。 もともと、レザークラフトに興味があった俺は、食い入るようにのぞき込み、作業を見る。 アラシも、珍しいものを見れたことを楽しんでいるようだった。 しばらく話てから、握手をしその場を後…

第17回、新宿ー1

残暑がまだ残り、日差しも夏を忘れさせないぐらい照りつける。日曜日、俺とアラシは近くのえきで待ち合わせをした。 立ち食いそばの店に入り、昼食をとりながら今日の作戦をたてる。 俺達は電車に乗り込み新宿に向かった。 日曜日の新宿は人も多く歩行者天国…

第17回、新宿ー2

次にBURBERRYに入った。また綺麗な店員が迎える。 「いらっしゃいませ。」 財布を見ていたら、先ほどの店員が近づいて来た。 「今日は何をお探しですか?」 「財布をちょっと見に」 少しきょどりながら答えた。 「どういったタイプをお探しで?」俺は店員に説明する…

第16回、三郷花火

昨年の夏から1年。 様々なところで場数を踏んで、俺もアラシも成長してこの街に戻ってきた。去年はカミヤもいて3人でのナンパだった。 過ちて改めざるを過ちと言う。前回の反省点を今回に活かそう。 どこに行くんですか? って声かけるより、飲みに行きま…

第15回、柏ー6

どうやら、おやじが地域活動をする団体のようだ。 そのイベントのチラシ、案内を配っていた。 「あの、カメラとってますよね。どこですか?」 今度はカメラマンに聞いた。 「NHKです。放送で流しても大丈夫ですか?」 「いや、だめです。」 俺は即座に断りアラシの…

第15回、柏ー5

あまりに人が多すぎると、人目を気にするし、どの女の子にするか迷ってしまいなかなか動けない。だが、それでもやるしかない。「こんにちは、どこ行くんですか?」 俺は地蔵を打開するために声をかけた。「高島屋。」 そう言って女の子は高島屋に入っていった。 …

第15回、柏ー4

「ぉおー、さっきの!! 行けなかったの?」 「全然違う場所に着いたよ!!」 おじさんたちはご立腹だった。「ぶはは、そっか、ゴメンゴメン。」 あの時丁寧にお礼を言ってた おっさん。 教わった通りに素直に行った おっさん。 嘘を教えられたことに気付いた おっさ…

第15回、柏ー3

ギャルママはスマホを取り出し、子供とそいつと3人で写真を撮って、頭を下げ去って行った。 「あのもじゃ頭、有名人なの?」「そうかも知れないですね。」 西口に行く途中ステージがあった。そこではアイドルグループが何やら歌を歌いながら踊っていた。 少し立…

第15回、柏ー2

おっさん2人は俺達に礼を言い教わった通りに歩き出した。 柏駅には数年前に一度来たことがある。「凄いね、ハヤオ、知ってるんだ。」 「いや、適当に言っただけです。」 俺は珍来の場所は知らない。あっちの方にあったらいいのにとおっさん2人の無事を祈る。 …

第15回、柏ー1

日曜日の昼。 夏の陽射しが照りつける。千葉県柏市、東の渋谷と言われるこの街が本日の戦場だ。「東の渋谷」一体誰が言ったのだろうか。ひょっとして柏を小馬鹿にして言ったのだろうか? 駅について改札をぬけると、人、人、人。 「東の渋谷」の名にふさわしく、…

第14回、北千住1人

以前にも、1人でこの街に来たことがある。地蔵になってなかなか声もかけられず、惨敗した街だ。 あれから多少なり場数を踏み、成長した。 以前の俺とは違う! 今日こそは結果を残すぞと意気込んでやってきた。平日の夜にもかかわらず、相変わらずこの街は賑…

第13回、縁結びー7

しかし、歩けども歩けども、人が居ない。 真夏の都心部、夏の日差しとアスファルトの照り返し。 とろけそうになる身体を必死に動かして秋葉原を目指した。 Tシャツはびしょびしょ、パンツもじっとり汗が染みこんでいる。 神保町界隈に来るとやっと人がちらほ…

第13回、縁結びー6

水道橋の手前で路上に設置してある地図を見ている2人組がいた。「アラシさん、あれいきましょう」 後ろ姿だけしか確認していないが、俺は話しかけた。 「こんにちは、迷子ですか?」「えっ?あー、はい…。」「どこにいくの?」そこで2人の顔をよく見た。1人は小柄…

第13回、縁結びー5

向こうから2人組の女性が歩いてくる。「俺行くわ」 とうとうアラシが動き出した。 茶パツのチビと白いワンピースの大学生風の2人組。 「あの、すみません。秋葉原はどこですか?」 「秋葉原ですか?」 最初は通り過ぎようとしていた2人だが、道を聞いてきたこと…

第13回、縁結びー4

無視され、傷心でアラシの元に帰った。「少し歩くか」俺達は、駅の方に向かって歩き始めた。 駅に行く途中に何店舗か飲食店が 入っているビルがある。 2人組の女の子がどこの店にしようか、 ビル入り口の店の写真をみて決めているようだ。 「こんにちは、なに…

第13回、縁結びー3

「それにしても暑いな」「そうですね、あそこのコンビニの中で声かける人探しますか?」「いいねぇ、コンビニ涼しいし」そうして俺達はコンビニの中の外が見える場所で外を歩く人を眺めていた。 「あのー、凄く目が合うんですけど…」「そうだな、みんなこっちみていく…

第13回、縁結びー2

人は多いのだと思う。正確に数えてはいないが、50人くらいはいるであろう。何の時期でもないのに、 こんなに人がいる神社は珍しい。 夏限定かどうかは知らないが、わらび餅とお茶のセットをわずかながらのお布施と交換で配っていた。 透き通っていてみずみず…

第13回、縁結びー1

日差しが、ジリジリと肌を灼いていく。アスファルトからの照り返しも合わせて、 体感は40°を超えている。ここは東京、飯田橋。 この街には縁結びの神様がいる。とてもご利益があるとのことで、パワースポットとしても有名だ。 困ったときの神頼みと言うよう…

第12回、足立花火ー4

「えーと、まぁ今度。」 「じゃあさ、連絡先教えよ。LINEのIDとかさ」「いや、それは…」答えに困っているようだ。 信号が青に変る。 俺はそのまま粘ろうとおもった「やめようよ。」アラシが小声で俺に言う。「そうですね。これ以上粘っても無駄ですね。」無視じゃなく…

第12回、足立花火ー3

「あやしい人じゃないからね。 その浴衣かわいい柄だね、うちのばあちゃんが同じようなの着てたよ」俺はアラシが調べたという、上げて落とす技を早速使ってみた。「あはは、そうですか。」ちょっとだけウケた。「あれ?お姉さん、その指どうしたの?」二人組のうち…

第12回、足立花火ー2

「なぁハヤオ、ナンパ師のブログとか見て勉強したんだけどさ、褒めた後ちょっと落とすと良いらしいよ」 前の人について歩きながらアラシは言った。「ん?褒めて落とすってどうゆうこと?」 「例えば、フリルの付いた服を着てたとするじゃん。 そしたら、 『そのフ…

第12回、足立花火ー1

初夏の訪れ、夏の風物詩。東京23区で1番早い花火大会はどこの花火でしょう? 正解は足立の花火大会である。 今日の戦場はここ。 まずは、花火を楽しみその後でナンパする作戦だ。 夜空を彩る鮮やかな大輪の花。 体に響く太い音も消え、足早にその場を後にし…

第11回、小岩駅-6

俺は思い切って聞いてみた 「話しかけないで貰えます?疲れてるんで」 口を開いたかと思ったら、嫌悪感をあらわにした態度で答えた。 きつい事をいうなぁ。 これにはさすがにヘコんだ。 続いてアラシは上下白の清楚系の女に的を絞った。少し後を追いかける。…

第11回、小岩駅-5

アラシが指さす。 「あの二人いこうよ」 二人組に 声をかける。 「これ落としませんでした?」 俺は手に持っていた求人情報紙を見せながら話し掛けた。 「違います!!」 キッパリとした口調にひるんで、その後の言葉は出てな来なかった 駅に戻り、次にアラシ…

第11回、小岩駅-4

アラシが声かけたのなら、俺もやらないわけにはいかない!! 目の前を、25歳くらいの女が通り過ぎていく。 「アラシさん、俺、あの子行きます!!」 そう言って小走りで近づき声をかけた。 「あのー、すいません。」 「…。」 こちらを見ることもなく、そのまま目…