30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第11回、小岩駅-2

夜10時頃。駅の階段を降りてきた千鳥足の女がいた。 歳のころは40をとうに超え、50はいってるんではなかろうか。紺色のワンピースのドレス。首もとは大きめのネックレスを付けていた。 何かのパーティーの帰りでお酒を飲んでいる感じだった。「アラシさん、…

第11回、小岩駅-1

この日は、小岩駅にいた。相変わらず、バンゲも出来ないまま。それでも諦めない俺たち。 結果だけ見れば、女の子の知り合いが増えたわけじゃないし、ナンパする前と、何も状況は変わっていない。しかし、人は少しずつでも成長していくものである。 最初の頃…

第10回、職務質問ー8

俺は終電を逃してもバイクで帰れるが、アラシを乗せて帰るのは不可能だ。終電を逃したらアラシは帰れない。「ねぇお兄さん、名前を教えるか、カバンの中を見せるか、どっちかお願いしますよ」口調は丁寧だが、目は威圧的だ。 「わかった、アラシを家まで送っ…

第10回、職務質問ー7

「何聞かれた?」 「名前と、住所と生年月日。ハヤオのことも聞かれたけど、それには答えなかったよ。 何で言わないのか解んないけどさぁ、言いたくないなら言わなくてもいいよ。」 アラシはそう言って、俺を後押ししてくれた。 「別に、やましい物も持って…

第10回、職務質問ー6

あぁ、これ職務質問だな。 職務質問ってのは、任意だから拒否できるって聞いたことがある。「無理です」 俺は毅然と答えた。 「じゃあさぁ、鞄の中見せてくれる?」 「はぁ?なんで? これ、任意ですよね?」 俺は聞きかじった知識で反論した。 「えぇ、だか…

第10回、職務質問ー5

「今何やってたの?お酒呑んでた?」 40代の警察官は親しげを装い俺達に聞いてきた。「いや酒は飲んでないんだけどちょっと遊んでた 」「何して?」その質問に正直に答えるのは、あまりに恥ずかしすぎた。 いい歳こいたオッサンが2人、わざわざナンパするた…

第10回、職務質問ー4

俺たちは、駅から出てきて信号を待っている人を見て、 誰に声をかけるか吟味していた。 「俺、あの娘いきます。」 「どれ?」 「帽子被って、リュック背負ってる女の子」信号が赤から青に変わり、みんなこっちに向かって歩いてくる。 「すいません」 ビクッ…

第10回、職務質問ー3

「よし、パトロールしますか」 俺たちは街を歩いた。2人組みがいた。俺たちは後を追いかけ、声をかけようとした。 すると突然のUターン、俺たちとすれ違う形になってしまった。突然のことで、声もかけれず、普通にすれ違った。 またしばらくすると、二人組…

第10回、職務質問ー2

エンジンがかかり、俺たちはバイクにまたがった。 出発しようとギアを1速に入れ、ゆっくりとクラッチを放しながらアクセルを開けた …スン。 また、止まった。 今度はヒューズは切れていなそうなので、またセルを回し、エンジンをかけた。キュルルル、ヴォン…

第10回、職務質問ー1

秋の深まってきた頃。俺たちは、前回決めた通りあの町へ向かった。 今回はバイク移動だ。俺はアラシを迎えに行った先に着いて待っているとアラシがやって来た。 「お待たせ」 「んじゃ、行きますか」俺はアラシを後ろに乗せ、バイクを走らせた。夜を切って走…

第9回、北千住-4

「よし、上野駅に行こう。」 上野駅。そこは都内屈指の繁華街。 動物園もあれば、犬を連れた太っちょのオッサンの銅像もある大きな街。 俺たちはそこに移動した。 「人は多いなぁ」 俺は呟く。 「でも、あんまり2人組はいないよ」 あくまで、2人にこだわる…

第9回、北千住-3

目の前をカワイイ女が通った。 アラシは、動く気配がないので、また俺ひとりで行くつもりだ。 ここは人目が気になるから、少し後をつけて、いい感じの場所で声をかける。 「こんばんわ、さっき駅前にいましたよね?」 「いいえ、居ません」その女性は即答し…

第9回、北千住-2

「ひとりで声かけれる?」 アラシに聞いた。 「2人で声かけたいんだよねぇ、女1人に2人で声かけたらダメ?」 「ダメでしょ!絶対警戒してついてこないよ。」 相変わらず、アラシは腰が重いようだ。 俺は、このままじゃいけないと自分を奮い立たせ、目の前…

第9回、北千住-1

残暑の残る秋の頃。俺とアラシは、北千住駅にやってきた。 時間は夜の8時。相も変わらず、人は多い。アンケートお願いします、と言って声をかけまくっている人達は、その日も精力的に活動していた。 駅前の広場では、駆け出しの路上パフォーマーが人を集め…

第8回、君がいた夏-14

「今日何回か声かけて、一番手応え感じたのどれ?」 俺は聞いてみた。 「うーん、やっぱ浴衣着てキャリーバック引っ張ってた3人組かなぁ」 「あー、そうだよね。今まで足止めて話せたことないもんね。」 「あれをもっと粘ればよかったのかも。」 アラシはし…

第8回、君がいた夏-13

俺たちは西口に移動した。 二人組の女性を見かけた。ひとりは水色の浴衣を着ていて、もうひとりは、浴衣ではなく、黒い服を着ていた。 もう時間も遅いし、これで最後にしようと、カミヤとアラシが行った。 「こんばんわ、花火見ました?」 カミヤが声をかけ…

第8回、君がいた夏-12

あの 「助けてー」と叫ばれてから時間も大分経過した。 俺たちは また東口に向かった。 街灯がまばらな薄暗い通り。ガードレールに腰掛けた20代後半の2人がいる。ひとりは可愛いが、もう一人はブサイク。 例えるなら、オアシズの大久保さんを少し崩した感じ…

第8回、君がいた夏-11

結局、男たちも追いかけてこなかったので、余計なトラブルにもならず、俺たちはホッと胸をなで下ろした。 そのまま反対側の西口を目指した。 人気のなくなった街を歩く。 夏を感じる蒸し暑さが 体にまとわりついてくる。 セブンイレブンの前でぽっちゃりした…

第8回、君がいた夏-10

今度は駅の東口に行った。 もう花火が終わってからだいぶ時間がたっている。 人もまばらになった。 浴衣を着た20歳前後の女の子2人。 二人とも大きなぬいぐるみを両手で抱えていた。ゲームセンターにでも寄って来たんだろうか? 俺とカミヤが声をかける。ア…

第8回、君がいた夏-9

駅前に居ても、改札に向かって帰る人しか見当たらない。 ここにいても、何も起こらないだろう。 そこで俺たちは、また歩きながら捜すことにした。 西口周辺を捜すと 3人組の女の子がいた。 女性にしては大柄な170㎝ぐらいのワンピースを着た女の子。 小柄で…

第8回、君がいた夏-8

俺たちは、歩くのも疲れたし、駅前で座って、話しでもしながらターゲットを物色しようということになった。 「なぁ、アラシさん、R25ってフリーペーパーあるじゃん、そこに載ってたんだけど、一度『YES』って言わせるとナンパの成功率が上がるんだって」 …

第8回、君がいた夏-7

しばらく歩くとファミレスがあった。 その駐車場の入り口の花壇に腰をかけてパピコを食っていた2人組のギャルがいた。 「ちょっとギャルっぽいのに声かけるの抵抗があるなぁ」 アラシは眉をしかめながら言った。 「じゃ俺いきますよ」 カミヤは威勢良くそう…

第8回、君がいた夏-6

俺たちは、浴衣を着てキャリーバッグを引いた3人組とすれ違った。 「こんばんわ、花火見ました?」 カミヤが声をかける。 俺とアラシも続く。 「これからどこか行くんですか?」 女の子達は、足を止めて、俺たちの話しを聞いていた 「もう帰ります」 女の子…

第8回、君がいた夏-5

そして俺たち3人は駅の反対側、西口に向かった。 西口も花火帰りの人で溢れていた あまりに人が多すぎて、俺たちはナンパするのに難色をしめした。 「少し歩いてみるか。」 アラシそう言うと、駅を背に左に歩いていく。 セブンイレブンが角にある交差点、反…

第8回、君がいた夏-4

「なんて声かけよーかなー」 カミヤはそんなことを言いながら俺らと談笑する。 わりとリラックスしてきたみたいだ。 浴衣を着た二人組に声をかける。 「あのー、僕、暗いところ怖いんで、一緒に帰ってもらっていいですか?」 カミヤは、怯えた子羊のように話…

第8回、君がいた夏-3

「じゃあ、3人でジャンケンして、負けた奴が1人で声かけよう。これ強制だからな」 「最初はグー、ジャンケンポイ!」 結果は俺の負け。 「しょうがねぇなぁ、一発目行くか。」 そう言って ターゲットを物色した。 目の前を二人組が通り過ぎた。 「アレ行っ…

第8回、君がいた夏-2

仕事が終わり、花火会場に着いてみると、花火はもう終わっていた。 花火は見れなかったが、そんなことは俺たちには、どうでもいいことだった。 夜はまだ、これからだ。 3人は帰路につく人の波に逆らって行った。 「すごい人だなぁ」 アラシが言った。 「こ…

第8回、君がいた夏-1

まだ8月のころの話し。 祭りの後や、花火大会の後は、 テンションが上がって ナンパの成功率が上がるのでは? とは以前のブログに書いたことだ。 そして今回も花火大会の後を狙って行ってきた。 今回のメンバーは、私と、いつもおなじみのアラシさん、それ…

第7回、リベンジ-8

私達は顔を見合わせ、唖然とした表情で話しをした。 「驚いたな」 アラシがつぶやく。 「えぇ、友達にも何も言わずに去っていったよ。そうゆうもんなんですか?」 「あれは、友達より、自分が大事で、いざとなったら、友達を犠牲にしても自分だけは助かろう…

第7回、リベンジ-8

駅前には、私達のような素人ナンパ氏の2人組みがいた。 歳は20代後半~30代前半といったところだろう。 少しアルコールが入っている感じがする。 1人が2人組の女を指差し、2人でつま先から頭のてっぺんまで目でナメるように眺めたあと 「若過ぎじゃね?…

第7回、リベンジ-7

そしてまたアラシと駅前でターゲットを探していると、外国人の2人組が楽しそうに、はしゃいでいた。 「オネエサン、飲ミニ行コウヨ。」 イラン人っぽい男が、歩いている女性に、そう言ったのが聞こえてきた。 もちろんシカトされている。 しかしメゲないイ…

第7回、リベンジ-6

「アラシさん、行ってきましたよ。思った通りいい人でした(笑)」 「えっ!?行ってたの?」 驚いた様子で言った。 「アンケートとってる人達を調べてるって言ったら、探偵だと思ったみたいで、悪い人達だったら捕まえて、、って言われましたよ。」 「俺から見…

第7回、リベンジ-5

「えーと、基本的には質問に4択で答える感じで、あと職業、家族構成、年齢、を聞かれました。」 「そうですか。職業って学生じゃないんですか?」 「いいえ、働いてます。そして、言葉がたくさん書いてある中から、興味のあるものを選ばされて、一番大切だ…

第7回、リベンジ-4

女の子はアンケートの人から解放されたようだ。 女の子は改札に向かうエスカレーターに乗っていた、 急いで後を追いかけ、声をかけた。 あの、すいません今アンケートに答えてましたよね。少し聞きたいことがあるんで、少しだけいいですか?」 「はぁ、何で…

第7回、リベンジ-3

飲み屋街から少し離れた道にも、客引きが立っていた。 男1人、女2人。 「どおですか?今なら無料体験やってますよー」 俺は客引きの目の前を通り過ぎると、アラシに言った。 「無料体験ですって、ちょっと行ってみます?」 「そうだね、ちょっと話し聞いて…

第7回、リベンジ-2

駅前の広場で、どの娘に声をかけようかと、アラシと話しながら目の前を通り過ぎる女の子を眺めていた。 今日は、ストリートミュージシャンは居なく、ただ人の歩く音、街の喧騒が周囲を包んでいる。 「あの二人組に行ってみようか」 アラシが言った。 どちら…

第7回、リベンジ-1

前回は1人でナンパにチャレンジしたが、不甲斐ない結果に終わってしまった。 そのことで、少しはあった自信は崩れ去ってしまったのだ。 だが、今回は 相方のアラシも一緒である。 駅は、前回同様KS駅。 相変わらず、人は多い。 「ホントだ、結構人いるね…

第6回、独りぼっち-6

そして、俺は駅に戻った。 1人に声をかけはしたが、勢いはつかず相変わらずの地蔵状態。 地蔵とは、ナンパしようと思ってはいるが、声をかけることが出来ず、地蔵のように固まっている状態である。 地蔵になるには、「どうせ声をかけてもダメだ」、「シカト…

第6回、独りぼっち-5

「大丈夫ですか?」 「…」 返事がない。彼女は目をつぶっていて、俺に気づいていないようだ。 意を決してもう一度聞いてみた。 「あのー、大丈夫ですか?」 「…。」 相変わらず、目をつぶっている。さっきより大きな声で話しかけたので、聞こえていないはず…

第6回、独りぼっち-4

駅前には、フラフラと歩いてるいる女の子、その女の子を支えるように友達らしき女の子がいた。 酔っている人ならシカトされることも少ないから声がかけやすい。だが、2人組に声をかける勇気がない 1人ずつバラけたところで声をかけよう。 しかし、2人は駅…

第6回、独りぼっち-3

別の場所ではチェロを弾いている 外国人がいた。 その周りに数人の人だかり。皆それぞれに聞き入っている。 俺はそこから少し離れた場所で壁に寄りかかりながら、目の前通り過ぎる人を眺めていた。 何もしないまま3時間がたとうとしている。 しばらくしたら…

第6回、独りぼっち-3

別の場所ではチェロを弾いている 外国人がいた。 その周りに数人の人だかり。皆それぞれに聞き入っている。 俺はそこから少し離れた場所で壁に寄りかかりながら、目の前通り過ぎる人を眺めていた。 何もしないまま3時間がたとうとしている。 しばらくしたら…

第6回、独りぼっち-2

アラシと2人の時はすんなり声をかけることが出来るのに、1人だと何もできないのか…。 今までのナンパでは、アラシより、俺の方が積極的に声をかけている。 2人で声をかけるときも、アラシより、俺が積極的に話しかけていた。 アラシは俺がいないとナンパ…

第6回、独りぼっち-1

その日は相方のアラシが都合が悪く、俺ひとりでナンパに出かけた。 ひとりでナンパする事に少なからず不安もあるが、今回でもう6回目。以前の自分とは違うだろう。 街を歩いてる女性に声をかける事にも馴れたはず。 そう思い、1人で行くことにした。 未だ…

第5回、花火大会の日-5

セブンイレブンの前に来ると彼女が笑顔で言った。 「あのースイマセン、わたしコンビニに寄って帰るんで…。」 そう言って彼女はコンビニに入ろうとした。 「ちょっ、ちょっと待ってください!!」 俺は慌てた。 「このままだと、もう会えないんで、良かったら…

第5回、花火大会の日-4

「いいえ、違います」 彼女は片側のイヤホンを外し、優しそうな表情で答えた。 前を歩いていたサラリーマンが一瞬振り返ったのが視界の端でわかった。 しかし、もう人目など気にはならなかった。 「ですよね~、だってこれ俺のだもん」 クスッと笑う彼女 「…

第5回、花火大会の日-3

女の子の背後にサラリーマン風の男二人組 その少し後ろに女性一人が歩いていて、声がかけづらい サラリーマン二人組に、「あいつナンパしてるぜ」って思われるのも嫌だし、失敗した所を見られるのも嫌だなぁ。 そう思って、俺はしばらくあとをつけてみること…

第5回、花火大会の日-2

最寄りの駅を通りすぎる。 「けっこう居るねえ」 アラシは言った。 「でしょ、でしょ。花火見て、テンション上がって帰りたく無いのが、いっぱい居るんだって」(^^) アラシを待っている間に缶ビールを一本空けた。 軽く酔った俺は、テンションが上がってウキ…

第5回、花火大会の日-1

夏の話し。 その日は近くで花火大会があった。 浴衣美人、子連れママ、女だけのグループ。そんな魅力的な女達がたくさんいる。 より取り見取り、入れ食い状態。 そう思ったのは俺だけではあるまい。 そして俺は、ある一つの仮説にたどり着いた。 それは、り…

第4回、真昼の池袋-5

話しかけたら、すぐ改札。 のような場所ではなく、少し歩きながら話しが 出来る通路のような場所がいい。 そんな場所が見つかった。 アラシが2人組を見つけたようだ。 「あれ行こうよ。」 「じゃあアラシ、第一声やって。俺が最初に声かけると居なくなるか…