30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第2回ー3

また移動することに。

今度はK駅にやってきました。
時間は9時半をまわったところ


とりあえず、駅前のパトロール、さっきいった2つの駅よりも人が多く、にぎやかである。



いまだに声かけ0である。


時間は9時を少し過ぎたあたり


相も変わらず地蔵のパターンですね

ちなみに地蔵とは、声がかけられなくて、地蔵のようにずっと立ったままの状態を言います(笑)


駅前でカワイイ女の子とすれ違いました


「あれカワイイなぁ」と私は言った


「カワイイねぇ行ってみたら?」

「そうだね、ここらで行かないとヤバいもんね」


私は彼女の後ろをつけて行った


その娘はバス停で止まった


私は葛藤し、躊躇しながらも、行かねば成らんと 気持ちに踏ん切りをつけ 普段よりも早いリズムを刻む鼓動を感じながらも話しかけた。


「すいませーん、今から帰る感じで?」

言ってから、そりゃそーだろ!バス待ってんだから!

って自分で自分にツッコミ入れたくなりました


女の子は「…」


しかし、バス待っているから、逃げられない。


バス停には他に人も並んでないし、
「今日は仕事ですか?」
と言ってから、そりゃそーだろ!スーツ着てんだから!
また自分にツッコミ入れたくなりました。


「…はい」


どうやら、完全にシカトするのは気が引けるのか
小さい声で返事をした。


「どこまで帰るんですか?」

「ちょっと…」

言ってから、初対面の怪しい男にそんなこと答えるわけがないと思った。


「良かったら、どこか一緒に飲みに行きません?」


「いえ…」


「ですよねぇ~。じゃあ、今度みんなで飲みに行きません?」


「いえ…」


ここら辺で心が折れました


「あのー、迷惑ですよね?」


「…はい」


「ですよねぇ。じゃ、サヨナラ~」



その様子をアラシは少し離れた位置で見ていた。


「いやー、玉砕っす」

「凄いね、よく行ったよ」


「ダメでしょ、なんも結果残せてないですからね」


「いや、凄いよ。俺もやらなきゃなあって気持ちになるよ」