30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第5回、花火大会の日-1

夏の話し。
その日は近くで花火大会があった。


浴衣美人、子連れママ、女だけのグループ。そんな魅力的な女達がたくさんいる。


より取り見取り、入れ食い状態。
そう思ったのは俺だけではあるまい。


そして俺は、ある一つの仮説にたどり着いた。


それは、りんごが落ちるのを見て引力の存在をひらめいたニュートンのように。


難題を出され、とんちをひらめいた一休さんのように。


俺も浴衣のギャルを見てひらめいた。


祭りの後、花火の後はテンションが上がり、普段よりナンパの成功率もあがるのではないか?


さらに、軽く酒も入っていれば言うことなし。


はたしてこの仮説は正しいのだろうか?


検証するしかない。


ガリレオ」の湯川教授ならこう言うだろう。

「実におもしろい。」

女の子だけで花火を見に来ていたのも多かった。


これは、行くしかない!!


俺の中のリトルハヤオは言った。検証すべきであると。

俺は急遽、相方のアラシに電話した。


「アラシさん実は、…と言うわけなんです。今から出てこれませんか?」
俺は事情を説明した。

「わかったよ、今から行くよ」
アラシは二つ返事でやってきた。