第6回、独りぼっち-4
駅前には、フラフラと歩いてるいる女の子、その女の子を支えるように友達らしき女の子がいた。
酔っている人ならシカトされることも少ないから声がかけやすい。だが、2人組に声をかける勇気がない
1人ずつバラけたところで声をかけよう。
しかし、2人は駅から遠ざかるように歩いていった。
少し後をつけてみることにした。
駅から500mくらいは離れただろうか。
彼女達は一向にバラける素振りがない。
すると、前から別の女性とすれ違った。
歳は30代半ばってとこだろうか。 時々立ち止まったり、フラフラしている様子。
2人組の女の子をやめて、この酔っぱらいに声をかけよう。
周りを見回すと人も近くにはいない。
女性は道路を渡り反対側の歩道に行った。
俺もあとを追い、女性が立ち止まったところで話しかけた。