第7回、リベンジ-5
「えーと、基本的には質問に4択で答える感じで、あと職業、家族構成、年齢、を聞かれました。」
「そうですか。職業って学生じゃないんですか?」
「いいえ、働いてます。そして、言葉がたくさん書いてある中から、興味のあるものを選ばされて、一番大切だと思うものはどれか聞かれました。」
「最後に、今の幸福度を聞かれたので、5%って答えました。」
「ありがとうございます。年収や貯金額は聞かれませんでしたか?」
なんとなく金目当ての怪しいアンケートだと思って聞いてみた。
「いいえ、そういうことは聞かれませんでした。あの人達悪い人なんですか?」
「まぁ細かいことは言えませんけど、ご協力感謝します。」
「あのー、もし悪い人なら捕まえてくださいね」
彼女は真剣な眼差しで俺をみた
「わかりました。ありがとうございました。」
俺はその視線を受けとめて答えた
また協力をお願いするかもしれないので、とでも言えば、メアドぐらい聞けたかもしれない。
だが、何も聞かず彼女と別れ、アラシの元に戻った。