30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第8回、君がいた夏-7

しばらく歩くとファミレスがあった。
その駐車場の入り口の花壇に腰をかけてパピコを食っていた2人組のギャルがいた。


「ちょっとギャルっぽいのに声かけるの抵抗があるなぁ」
アラシは眉をしかめながら言った。


「じゃ俺いきますよ」
カミヤは威勢良くそう言うとギャル2人の前に立った

「一緒にパピコちゅーちゅうしてもいいですか?」

「…。」
ギャル2人はシカトした。

すかさず、俺が続く。
「花火見ました?綺麗でしたよね?俺見てないけど」

「…。」
ギャル2人は完全にシカトしてパピコを食べていた。

それでも粘る俺たちは
「隣座ってもいいですか?」

そう言って花壇にこしかけた。


シカトされて話すこともそうなくなってきた時、 アラシが 勢いよく飛び出して来た

「すいません!」
アラシは半笑いで言った。

「ギャハハハハ」
俺もカミヤもギャルも爆笑した


そしてギャル2人は立ち上がり 車の方へ向かった。



「今回はアラシさんに負けました。アラシさん一番面白かったですよ」

カミヤは悔しそうに笑みをうかべ、絶賛した。