無視され、傷心でアラシの元に帰った。
「少し歩くか」
俺達は、駅の方に向かって歩き始めた。
駅に行く途中に何店舗か飲食店が
入っているビルがある。
2人組の女の子がどこの店にしようか、
ビル入り口の店の写真をみて決めているようだ。
「こんにちは、なに食べるの?」
今は昼時、お腹が空いている頃である。
「え、いやまぁ…。」
「…。」
2人とも
こちらを見たが、すぐにお店が決まったのか
二人とも歩いて行ってしまった。
駅の方は人はまばらだった。
「秋葉原まで行ってみますか?」
俺はアラシに聞いた。
「そうだね、秋葉原近いから、
歩きながら途中で良いのいたら声かけようか。」
俺達は歩き始めた。