30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第16回、三郷花火

昨年の夏から1年。
様々なところで場数を踏んで、俺もアラシも成長してこの街に戻ってきた。

去年はカミヤもいて3人でのナンパだった。


過ちて改めざるを過ちと言う。

前回の反省点を今回に活かそう。 

どこに行くんですか?
って声かけるより、飲みに行きませんか?それより、そこの白木屋行こう って、声かける方がいいと前回学んだ。 
これを活かそう。


花火が終わり、俺達の仕事の時間がやってきた。



スカートの2人組

「こんばんは、一緒にお茶飲みませんか?」
そう言って俺は手に持っていた飲みかけのペットボトルを差し出した。

「…。」

無視されたが、めげずにもうひと声
「麦茶もあるよ」

「…。」
完全シカト。

2人組に俺とアラシの2人で声をかける時、
俺が最初に声かけると アラシが途中から入ってこず、俺1人で2人を相手に戦わなければならない。


黒系の浴衣を着ている女の子に声をかけた。

「こんばんは、花火きれいでしたね。」
「あ、はい」
突然声をかけられて少し驚いた様子で答えた。


「お姉さんいくつ?」
とても若そうに見えた。

「18。」

「その浴衣かわいいよね。喪服みたい。」
前回の足立花火の時にアラシに聞いた上げて落とす作戦を試した。


「はぁ」
女の子は少しムッとした様子だ。

そのまま会話も盛り上がらず 諦めることにした。


道を歩いていると、
モスから浴衣の女の子が、2人出てきた。


すかさず俺は声をかけた。
「かわいいですね。」


「…。」
彼女達はこちらを見ずにシカトした。