30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第19回、疑惑ー2

ここには、スカウトマンらしき若い兄ちゃんが4人ほどいて、ジットリとした瞳で改札から出てくる女性を選別している。

ひと度お眼鏡にかなうと、すぐさま声をかけに行くのだ。



まわりに人が居ようが居まいが関係ない。
躊躇なく声をかけれる姿勢は見習うべきところだ。



今度は西口に移動した。




東口よりも広いデッキになっている。
ここは居酒屋の呼び込みの兄ちゃんがたくさん立っていた。




端には喫煙所があり、サラリーマンやら、派手な女やらが皆、一様に口から白い煙を吐き出している。



そのまま真っ直ぐ進むと行き止まりで、そこは時々イベントをやるスペースのようだ。



呼び込みの兄ちゃんの視線が気になり、こえもかけれず、またKIOSKの前に戻った。



しばらく ぼーっと突っ立っていると、東口方向から西口方向に向かって一組のカップルが俺の視界を捉えた。

手はつないでいないが、楽しそうに話しながら歩いている。