30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第19回、疑惑ー4

リュウジと言うのは、もともとは、先輩の知り合いで近所に住んでるってこともあり、何度か顔を合わせるうちに、先輩抜きでも時々飲みに行くような仲になった友人だ。


もちろん奥さんとも、何度となく顔を合わせたことがある。

だが、ハッキリと顔を覚えてなくて、うろ覚えなのだ。




「あれ?さっき顔かくして歩いてたのに、喫煙所でタバコ吸ってますよ」



「えー?やっぱ違うんじゃないの?ハヤオに見つかったと思ったんならすぐにその場から離れるんじゃない?」



「ですよねー、でも凄い似てるんですよ。」



「あっ、奥さんがいない。」
そんな話しをしていたらいつの間にかタバコを吸っていた奥さんがいなくなっていた。



「えっ、男は?」
アラシが慌ててきく。


「います。」



「何だったんだ?居なくなったんならしょうが無い。キオスクの前に戻るか」



「う~ん、そうですね。」
俺は不本意ではあるが、キオスクの前でナンパに備えた。