第22回、足立花火大会2016ー3
前回と今回では少しやり方を変えようと2人で相談して決めた。
前回は花火会場から帰る人に声をかけて、お茶や居酒屋に誘うというものだったが、
今回は花火が終わってもなかなか帰らず余韻に浸ってる人達に声をかけることにした。
そっちの方が効率が良さそうだ。
「アラシさん先に声かけてくださいよ」
俺は言った。
「え、なんで?」
腑に落ちない表情てアラシは聞いてきた。
「だって、俺が最初に声かけると、アラシさん入ってこないじゃないですか。そうすると、俺がひとりで2人相手にしなきゃなんないですからね。ひとりで2人はきついですよ」
「あぁ、そうだね。なんか途中からって入りにくいんだよね。ハヤオは途中から入るの上手いよな。
」
苦笑いしながら、アラシは言った。
「そうですね、俺は途中から入っていけます。次は俺が先に声かけますから、先にお願いします」
俺も笑いながら答えた。
「わかった。そうしよう。」