第22回、足立花火大会2016ー10
「あぁ、ちょっとおばさんかな。」
「俺らとそんな変わらないんじゃないですか?俺らもおじさんだし。」
「そっか、じゃあどっち行こう?」
「どっちでもいいですよ。」
「なかなか決めらんないなぁ。両方行くのはむりだよね?」
アラシはしぶっているのか中々声をかけようとはしない。
「さっきも言ったじゃないですか。どっちか1つですよ。近いから」
そんな話しをしていると、川下の2人組がレジャーシートをたたみ、帰ろうと歩いて行った。
「アラシさん。残ってる方行きましょう。」
「そうだな。」
俺たちは、2人に近づいた。