30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第22回、足立花火大会2016ー16

「速く来な。」


眼鏡女が、また呼んだ。


俺たちは追いついて、四人であるいた。


「あの子嫌がってないかなぁ?」
アラシにちょっかい出されて眼鏡女が不快な思いをしていないか気になったようだ。


「ちょっとゴメンね。」
千住大橋を渡るときワンピース女は俺の手を離して前の2人と並んで歩いた。


俺の前を左から眼鏡女、アラシ、ワンピース女
と並んで歩いている。。


俺は一人その光景を後ろから眺めながら付いていった。

俺と話して楽しくなかったのかなぁ?
少しさみしい気持ちと、アラシに対する嫉妬と入り交じって、テンションもさがった。


しばらくするとワンピース女が戻ってきた。

「大丈夫だった?」
俺は尋ねた。


「うん。そんなに嫌がってなかったみたい。」
笑顔で答え、また手をつないだ。



駅に着く。

眼鏡女とワンピース女は別々の路線でかえるようだ。


ワンピース女はJR。眼鏡女は東武線。

「途中まで送る。」
ワンピース女が眼鏡女に言い始めた。

「駄目だって。アンタそんなことしたら帰れなくなるでしょ?」
眼鏡女が強めの口調で答えた。


「そしたらビジネスホテル泊まるもん。」



「ダメ。帰りなさい。」
眼鏡女はそう言ってワンピース女をJRの改札に押し込もうとした。

「あ、LINE教えてもらってない。」
俺は思い出してワンピース女からLINEを聞き出した。

「じゃあ、連絡するよ。」


俺たち3人は、ワンピース女を見送った。


眼鏡女も帰ろうと東武線の改札に向かった。



「じゃあね」
俺たちは
眼鏡女が改札に入り見えなくなるまで見ていた。