第7回、リベンジ-4
女の子はアンケートの人から解放されたようだ。
女の子は改札に向かうエスカレーターに乗っていた、
急いで後を追いかけ、声をかけた。
あの、すいません今アンケートに答えてましたよね。少し聞きたいことがあるんで、少しだけいいですか?」
「はぁ、何ですか?」女の子は怪訝そうな顔をしてこちらを見た。
「あの人達、結構あそこでアンケートとってるんですけど、知ってました?」
「いえ、知りませんけど、何なんですか?」その女の子は高校生ぐらいに見える。
化粧っ気もなく純朴な少女だった。
「実は、少し調べてまして、」
「警察の方ですか?」
「いえ、警察ではないんですけど、ちょっと調べていまして」
ここで警察をかたると、捕まってしまいそうなので、正直に答えた。
「探偵ですか?」
「まぁ、そんなもんですね。」
ここは嘘をついても問題ないし、そう思ってくれた方がやりやすい。
「どんなことを調べてるんですか?」
「それは、守秘義務がありますので、詳しいことは言えないんですが、さっきのアンケート、何を聞かれたか教えてもらっていいですか?」
俺は、探偵気取りで女の子に聞いてみた。