30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第8回、君がいた夏-3

「じゃあ、3人でジャンケンして、負けた奴が1人で声かけよう。これ強制だからな」 「最初はグー、ジャンケンポイ!」 結果は俺の負け。 「しょうがねぇなぁ、一発目行くか。」 そう言って ターゲットを物色した。 目の前を二人組が通り過ぎた。 「アレ行っ…

第8回、君がいた夏-2

仕事が終わり、花火会場に着いてみると、花火はもう終わっていた。 花火は見れなかったが、そんなことは俺たちには、どうでもいいことだった。 夜はまだ、これからだ。 3人は帰路につく人の波に逆らって行った。 「すごい人だなぁ」 アラシが言った。 「こ…

第8回、君がいた夏-1

まだ8月のころの話し。 祭りの後や、花火大会の後は、 テンションが上がって ナンパの成功率が上がるのでは? とは以前のブログに書いたことだ。 そして今回も花火大会の後を狙って行ってきた。 今回のメンバーは、私と、いつもおなじみのアラシさん、それ…

第7回、リベンジ-8

私達は顔を見合わせ、唖然とした表情で話しをした。 「驚いたな」 アラシがつぶやく。 「えぇ、友達にも何も言わずに去っていったよ。そうゆうもんなんですか?」 「あれは、友達より、自分が大事で、いざとなったら、友達を犠牲にしても自分だけは助かろう…

第7回、リベンジ-8

駅前には、私達のような素人ナンパ氏の2人組みがいた。 歳は20代後半~30代前半といったところだろう。 少しアルコールが入っている感じがする。 1人が2人組の女を指差し、2人でつま先から頭のてっぺんまで目でナメるように眺めたあと 「若過ぎじゃね?…

第7回、リベンジ-7

そしてまたアラシと駅前でターゲットを探していると、外国人の2人組が楽しそうに、はしゃいでいた。 「オネエサン、飲ミニ行コウヨ。」 イラン人っぽい男が、歩いている女性に、そう言ったのが聞こえてきた。 もちろんシカトされている。 しかしメゲないイ…

第7回、リベンジ-6

「アラシさん、行ってきましたよ。思った通りいい人でした(笑)」 「えっ!?行ってたの?」 驚いた様子で言った。 「アンケートとってる人達を調べてるって言ったら、探偵だと思ったみたいで、悪い人達だったら捕まえて、、って言われましたよ。」 「俺から見…

第7回、リベンジ-5

「えーと、基本的には質問に4択で答える感じで、あと職業、家族構成、年齢、を聞かれました。」 「そうですか。職業って学生じゃないんですか?」 「いいえ、働いてます。そして、言葉がたくさん書いてある中から、興味のあるものを選ばされて、一番大切だ…

第7回、リベンジ-4

女の子はアンケートの人から解放されたようだ。 女の子は改札に向かうエスカレーターに乗っていた、 急いで後を追いかけ、声をかけた。 あの、すいません今アンケートに答えてましたよね。少し聞きたいことがあるんで、少しだけいいですか?」 「はぁ、何で…

第7回、リベンジ-3

飲み屋街から少し離れた道にも、客引きが立っていた。 男1人、女2人。 「どおですか?今なら無料体験やってますよー」 俺は客引きの目の前を通り過ぎると、アラシに言った。 「無料体験ですって、ちょっと行ってみます?」 「そうだね、ちょっと話し聞いて…

第7回、リベンジ-2

駅前の広場で、どの娘に声をかけようかと、アラシと話しながら目の前を通り過ぎる女の子を眺めていた。 今日は、ストリートミュージシャンは居なく、ただ人の歩く音、街の喧騒が周囲を包んでいる。 「あの二人組に行ってみようか」 アラシが言った。 どちら…

第7回、リベンジ-1

前回は1人でナンパにチャレンジしたが、不甲斐ない結果に終わってしまった。 そのことで、少しはあった自信は崩れ去ってしまったのだ。 だが、今回は 相方のアラシも一緒である。 駅は、前回同様KS駅。 相変わらず、人は多い。 「ホントだ、結構人いるね…

第6回、独りぼっち-6

そして、俺は駅に戻った。 1人に声をかけはしたが、勢いはつかず相変わらずの地蔵状態。 地蔵とは、ナンパしようと思ってはいるが、声をかけることが出来ず、地蔵のように固まっている状態である。 地蔵になるには、「どうせ声をかけてもダメだ」、「シカト…

第6回、独りぼっち-5

「大丈夫ですか?」 「…」 返事がない。彼女は目をつぶっていて、俺に気づいていないようだ。 意を決してもう一度聞いてみた。 「あのー、大丈夫ですか?」 「…。」 相変わらず、目をつぶっている。さっきより大きな声で話しかけたので、聞こえていないはず…

第6回、独りぼっち-4

駅前には、フラフラと歩いてるいる女の子、その女の子を支えるように友達らしき女の子がいた。 酔っている人ならシカトされることも少ないから声がかけやすい。だが、2人組に声をかける勇気がない 1人ずつバラけたところで声をかけよう。 しかし、2人は駅…

第6回、独りぼっち-3

別の場所ではチェロを弾いている 外国人がいた。 その周りに数人の人だかり。皆それぞれに聞き入っている。 俺はそこから少し離れた場所で壁に寄りかかりながら、目の前通り過ぎる人を眺めていた。 何もしないまま3時間がたとうとしている。 しばらくしたら…

第6回、独りぼっち-3

別の場所ではチェロを弾いている 外国人がいた。 その周りに数人の人だかり。皆それぞれに聞き入っている。 俺はそこから少し離れた場所で壁に寄りかかりながら、目の前通り過ぎる人を眺めていた。 何もしないまま3時間がたとうとしている。 しばらくしたら…

第6回、独りぼっち-2

アラシと2人の時はすんなり声をかけることが出来るのに、1人だと何もできないのか…。 今までのナンパでは、アラシより、俺の方が積極的に声をかけている。 2人で声をかけるときも、アラシより、俺が積極的に話しかけていた。 アラシは俺がいないとナンパ…

第6回、独りぼっち-1

その日は相方のアラシが都合が悪く、俺ひとりでナンパに出かけた。 ひとりでナンパする事に少なからず不安もあるが、今回でもう6回目。以前の自分とは違うだろう。 街を歩いてる女性に声をかける事にも馴れたはず。 そう思い、1人で行くことにした。 未だ…

第5回、花火大会の日-5

セブンイレブンの前に来ると彼女が笑顔で言った。 「あのースイマセン、わたしコンビニに寄って帰るんで…。」 そう言って彼女はコンビニに入ろうとした。 「ちょっ、ちょっと待ってください!!」 俺は慌てた。 「このままだと、もう会えないんで、良かったら…

第5回、花火大会の日-4

「いいえ、違います」 彼女は片側のイヤホンを外し、優しそうな表情で答えた。 前を歩いていたサラリーマンが一瞬振り返ったのが視界の端でわかった。 しかし、もう人目など気にはならなかった。 「ですよね~、だってこれ俺のだもん」 クスッと笑う彼女 「…

第5回、花火大会の日-3

女の子の背後にサラリーマン風の男二人組 その少し後ろに女性一人が歩いていて、声がかけづらい サラリーマン二人組に、「あいつナンパしてるぜ」って思われるのも嫌だし、失敗した所を見られるのも嫌だなぁ。 そう思って、俺はしばらくあとをつけてみること…

第5回、花火大会の日-2

最寄りの駅を通りすぎる。 「けっこう居るねえ」 アラシは言った。 「でしょ、でしょ。花火見て、テンション上がって帰りたく無いのが、いっぱい居るんだって」(^^) アラシを待っている間に缶ビールを一本空けた。 軽く酔った俺は、テンションが上がってウキ…

第5回、花火大会の日-1

夏の話し。 その日は近くで花火大会があった。 浴衣美人、子連れママ、女だけのグループ。そんな魅力的な女達がたくさんいる。 より取り見取り、入れ食い状態。 そう思ったのは俺だけではあるまい。 そして俺は、ある一つの仮説にたどり着いた。 それは、り…

第4回、真昼の池袋-5

話しかけたら、すぐ改札。 のような場所ではなく、少し歩きながら話しが 出来る通路のような場所がいい。 そんな場所が見つかった。 アラシが2人組を見つけたようだ。 「あれ行こうよ。」 「じゃあアラシ、第一声やって。俺が最初に声かけると居なくなるか…

第4回、真昼の池袋-4

「俺、道を聞くわ」 おもむろにアラシは言った。 アラシは逃げられたことで、深く傷つき声をかけることに臆病になってしまった。 それを克服するために、女の子に道を聞くというリハビリを考えたのだ(^^) ここは東口。 駅からは少し離れている。 「西口の場…

第4回、真昼の池袋-3

駅前についた。 駅の真ん前じゃ人も多すぎるから、少し離れることに 駅前を線路と平行して走っている道がある。 その道沿いを歩いていった。 オシャレな店。行列の出来るラーメン屋。 様々な店がある。そんな店に目もくれず、俺達は歩いた。 視界の先に、赤…

第4回、真昼の池袋-2

俺達はブラブラ歩いた。 そして立ち止まり、物色 「あれ行けよ」 アラシは凄くふくよかな年配のオバサンを指差して言った 「おい!アホか!?あんなのとやれんの?」 「俺は無理」 「コノヤロー」 そんな話しのさなか、若干アゴの出た若い女が目の前を通り過ぎ…

第4回、真昼の池袋-1

それは、とある休日、俺たちは池袋にいた。 いつもは、夜にやっていたナンパを昼間にやってみないか。 と言うアラシさんの提案を受けて、せっかくだから人の多い繁華街に行こうと、池袋に行ってきた。 晴れてはいたものの、梅雨も明けておらず湿度も高く、蒸…