30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第21回、レイプ魔と俺-8

俺達はそのまま尾行を続けた。 坂を上がりきって信号を渡るとコンビニがある。 コンビニを通り過ぎたところで女の通話が終わったようだ。 俺はすかさずアラシから離れ声をかけた。 「こんばんは、大丈夫ですか?」 「あ、は~い。大丈夫で~す。」 女はゆったり…

第21回、レイプ魔と俺-7

俺達もすぐに動けるように距離を縮めた。 しかし、男は無理やりどうこうする様子はなく、しばらくしたら女から離れていった。 男はレイプ魔ではなかった。 俺達と同じで、ナンパしてただけのようだ。 俺達と違うのは電話が終わるまで待てずに話しかけたとこ…

第21回、レイプ魔と俺-6

「もしかしたらあいつ、この暗がりに乗じて女を隅っこに引っぱり込んで無理やりやろうとしてるんじゃないですか?」 俺は少し心配になった。 「えー、まさか。 でも、どうかわからないな」 「もし、そうなったら助けましょう。」 そう言って俺は気を引き締め、グッ…

第21回、レイプ魔と俺-5

「あーはいはい、いたいた。」 「あいつもあの女狙ってるのかな?」 「えー、そんなことある?」 「だって、女の歩く速度すげぇ遅いのに一定の距離とって歩いてますよ」 「そうだな、俺らは女尾行してるからわざと遅くしてるし…」 「あ、曲がった」 作業着の男は右に曲が…

第21回、レイプ魔と俺-4

しばらくすると、女は立ち上がり歩き始めた。 東口の出口を出て階段を下りる。 電話はしたままだ。 スカウトマンらしき若者が電話中の女に何やら話しかけている。 しばらく話した後スカウトマンは駅に戻っていった。 「ハヤオ、どうする?」 アラシが聞いてき…

第21回、レイプ魔と俺-3

行き交う人、特に男は彼女のパンツが見えることに気付き、通り過ぎる時に、チラッと見ていく。 ハタから見てると、パンツを見ようとしてるのがバレバレだ。自分も他人にあんな風に見られてるんだな、 と思った時に恥ずかしさを覚えた。 40代のサラリーマン風…

第21回、レイプ魔と俺-2

「アラシさん、あれ酔ってますよ。」 「あぁ、ポイね」俺たちは顔を見るために彼女の目の前を通り過ぎることにした。 「かわいいね。」 アラシは嬉しそうに言った。 「そうですね、あとパンツ丸見えですね」「ハヤオも気づいた?」「もちろん。でもガン見すると、気付い…

第21回、レイプ魔と俺-1

ゴールデンウィークも終わり、いつもの仕事に追われる中、最初の週末がやってきた。 俺たちは、ホームタウンとも言うべき松戸駅前にいる。 前回ここに来たときには、友達の奥さんらしき人物が男と歩いていた。 あの日以来だ。 そして相方はいつものアラシ。 …