30代中年おじさんのナンパのススメ

ナンパして、人生をバラ色に変えちゃおう

第21回、レイプ魔と俺-7

俺達もすぐに動けるように距離を縮めた。


しかし、男は無理やりどうこうする様子はなく、しばらくしたら女から離れていった。


男はレイプ魔ではなかった。


俺達と同じで、ナンパしてただけのようだ。


俺達と違うのは電話が終わるまで待てずに話しかけたところだ。


「何も起こりませんでしたね…。なんだつまんねーの。とっ捕まえて警察から表彰されたかったのになぁ」


俺はホッとした反面少し残念な気もした。



「アハハ。杞憂だったな。まぁ、何事も無く良かったってとこだな」


そう言ってアラシは俺の肩をポンと叩いた。