その日は相方のアラシが都合が悪く、俺ひとりでナンパに出かけた。 ひとりでナンパする事に少なからず不安もあるが、今回でもう6回目。以前の自分とは違うだろう。 街を歩いてる女性に声をかける事にも馴れたはず。 そう思い、1人で行くことにした。 未だ…
セブンイレブンの前に来ると彼女が笑顔で言った。 「あのースイマセン、わたしコンビニに寄って帰るんで…。」 そう言って彼女はコンビニに入ろうとした。 「ちょっ、ちょっと待ってください!!」 俺は慌てた。 「このままだと、もう会えないんで、良かったら…
「いいえ、違います」 彼女は片側のイヤホンを外し、優しそうな表情で答えた。 前を歩いていたサラリーマンが一瞬振り返ったのが視界の端でわかった。 しかし、もう人目など気にはならなかった。 「ですよね~、だってこれ俺のだもん」 クスッと笑う彼女 「…
女の子の背後にサラリーマン風の男二人組 その少し後ろに女性一人が歩いていて、声がかけづらい サラリーマン二人組に、「あいつナンパしてるぜ」って思われるのも嫌だし、失敗した所を見られるのも嫌だなぁ。 そう思って、俺はしばらくあとをつけてみること…
最寄りの駅を通りすぎる。 「けっこう居るねえ」 アラシは言った。 「でしょ、でしょ。花火見て、テンション上がって帰りたく無いのが、いっぱい居るんだって」(^^) アラシを待っている間に缶ビールを一本空けた。 軽く酔った俺は、テンションが上がってウキ…
夏の話し。 その日は近くで花火大会があった。 浴衣美人、子連れママ、女だけのグループ。そんな魅力的な女達がたくさんいる。 より取り見取り、入れ食い状態。 そう思ったのは俺だけではあるまい。 そして俺は、ある一つの仮説にたどり着いた。 それは、り…
話しかけたら、すぐ改札。 のような場所ではなく、少し歩きながら話しが 出来る通路のような場所がいい。 そんな場所が見つかった。 アラシが2人組を見つけたようだ。 「あれ行こうよ。」 「じゃあアラシ、第一声やって。俺が最初に声かけると居なくなるか…
「俺、道を聞くわ」 おもむろにアラシは言った。 アラシは逃げられたことで、深く傷つき声をかけることに臆病になってしまった。 それを克服するために、女の子に道を聞くというリハビリを考えたのだ(^^) ここは東口。 駅からは少し離れている。 「西口の場…
駅前についた。 駅の真ん前じゃ人も多すぎるから、少し離れることに 駅前を線路と平行して走っている道がある。 その道沿いを歩いていった。 オシャレな店。行列の出来るラーメン屋。 様々な店がある。そんな店に目もくれず、俺達は歩いた。 視界の先に、赤…
俺達はブラブラ歩いた。 そして立ち止まり、物色 「あれ行けよ」 アラシは凄くふくよかな年配のオバサンを指差して言った 「おい!アホか!?あんなのとやれんの?」 「俺は無理」 「コノヤロー」 そんな話しのさなか、若干アゴの出た若い女が目の前を通り過ぎ…
それは、とある休日、俺たちは池袋にいた。 いつもは、夜にやっていたナンパを昼間にやってみないか。 と言うアラシさんの提案を受けて、せっかくだから人の多い繁華街に行こうと、池袋に行ってきた。 晴れてはいたものの、梅雨も明けておらず湿度も高く、蒸…
2人のもとに戻ると、ナガレさんが 寝ている酔っ払いを見て、私達に一言。 「おい、人が居なくなったら、あの荷物取れるぞ。多分財布も入ってる」 「止めましょうよ」 と私は言った。 しかし、しばらく様子を見ることになった。 やがて、1人の不審者が現れ…
終電は行ってしまった。 駅に人はまばら。 もう ダメかな? そう思ったやさき。 2人組が歩いてきた。 きっと最後のチャンス。 アレ行こうか 私とアラシが行った。 「すいませーん、飲みに行きませんか?」 「いえ、もう飲んで来たんで」 私が話しかけると、…
私達は、また構内に戻った。 ちょうどナガレがビールを買ってもどって来たところだ。 「向こうに、寝てる女が居るぞ」ナガレが言った。 「マジっすか!?」 私達は見に行った。 マジだΣ( ̄□ ̄)! ここは、まだ駅の構内。 周りに人は… 通路挟んだ反対に作業服の…
ナガレさんはビール片手に店から出てきた ビール買いに行ってただけかいっ!! そうこうしてるうちに、女の子達が出てきたので、アラシと声かけ 「こんばんは、どこ行くんですか?」私は話しかけた。 「カラオケ。」 「じゃあ、一緒に行きましょうよ」 「結構…
俺がトイレに行っている間に ナガレ、アラシが6人組に声をかけたそうです。 なぜかやる気のないナガレさんが率先して話しかけたらしいのですが、玉砕したもよう そのまま店内を巡回し、めぼしい女の子が居なかった為、外へ出た。 2人組の女の子が目の前を…
この日はナンパに行こうと思っていた訳ではなく、久しぶりに飲みに行こうと、いつもの相方アラシさんと、私達の先輩ナガレさんの3人で飲んでいました。 いい感じに酔ってきたので、店を出ることにしました 「どうします?」 「キャバクラでも行くか?」ナガ…
また2人で、パトロール。 「2人組に行きたいんだよね。2人で1人に声かけるのってダメ?」 アラシは言った。 「ダメでしょ!怖いでしょ、見知らぬ男が2人で声かけたら絶対成功しないって」 「だよねー」 どうやらアラシは独りで声をかけるのに臆している…
また移動することに。 今度はK駅にやってきました。 時間は9時半をまわったところ とりあえず、駅前のパトロール、さっきいった2つの駅よりも人が多く、にぎやかである。 いまだに声かけ0である。 時間は9時を少し過ぎたあたり 相も変わらず地蔵のパタ…
「このビルの3階です。できたばかりで看板が、間に合わなくてまだ無いんですよ」 オジサンはそう言って階段を登り始めた。 「店長ー!お客さーん。」 するとカーテンで仕切られた奥から、Tシャツにハーフパンツ、サンダル履きのラフな格好の40代半ばと思わ…
さぁ、おっさんコンビがまた行ってきましたよ 今回は自転車で、あまり大きくないA駅に。 相棒は前回同様アラシさんです。 時間は午後7時。 ハヤ「あんまり人いないなぁ」 アラ「居ないねぇ、前行った所の方が多かったな」 ってことでA駅の沿線、1つ隣の…
もうやめようってことで、最後にコンビニでビールを買って出てくると、 目の前を千鳥足の女が歩いているじゃないですか♪ しかし、その2~3メートル後ろを男が歩いてる これは酔っ払いの女狙いだな なんて思いましてね ならば早い者勝ちってことで、 ハヤ「…
ハヤオ30代半ばの中年ナンパ始めました。記念すべき第1回は 最寄り駅から、ひとつ隣の駅。 相方のアラシと2人でいってきました。 相方のアラシは、歳は私の1つ上、顔はまぁ中の中 といった感じ。痩せていて、 私より若く見られるんです。1人でナンパした…